保育+デザインとは?

子どもの命を守る意識を育み、子どもに伝わるデザインを学べる貴重な場

宮野 由紀子先生

明治学院大学社会学部卒業 昭和女子大学大学院修士課程修了・保育士。防災士、子ども安全管理士、水難学会着衣泳(ういてまて)講習指導者AHAヘルスケアプロバイダー講習、日本赤十字社救急法救急員養成講習修了。
子どもの安全、一次救命に特化したライセンスを取得保育現場で知った「安全は努力なしには継続できない」という経験を学生たちに伝えるため、保育者養成科目に「一次救命処置」や「ういてまて」「防災」を取り入れている。すべての保育者に普及させることが目標!
また、ジェンダー視点の「女性労働」の研究実績もあり。自も働く母親であるため誰よりも働くママたちの気持ちがわかる研究者である。
●2016年度日本保育学会発表予定
タイトル「保育における安全とBLS(一次救命処置)教育の現状と課題」

宮野 由紀子先生

宮野先生は、「保育内容総論」「健康」「保育前実習指導I」の3科目を担当。現場に直結する、講義と実習を含めた授業を行います。

「子どもの命を預かっている」意識を

「“健康”の授業の中で、特に大事にしているのは、“子どもの命を守る”“子どもの命を預かっている”という意識を、学生たちに持ってもらうことです。特に、一次救命処置の訓練は、実習に行く前に最低限やるべきこと。保育というと、絵を描いたり、歌を歌ったりするような、子どもと遊ぶイメージがありますが、現場で子どもの風邪や体調不良などに直面することは多く、十分な知識がないと保育士は務まりません。このような意識を授業で変えてもらいたいですね。

子どもたちにいかに“伝えるか”という技術も大切です。例えば紙芝居だったら、どういったものを選んだらいいかとか、”ペープサート(絵を描いた紙に割りばしなどを付け、動かして見せるもの)“などを作るときも、どのようなものを作るか、そして作ったものをどう使って伝えるか、つまり、子どもが夢中になるような話し方や表情、目線などの“伝える”技術も大切です」

宮野 由紀子先生

子どもに特化したデザインを学べる授業

「いくらレベルの高いデザインができても、子どもに伝わるものでなければ意味がありません。保育を学べる他の学校でも、デザインの授業はありますが、本校では子どもに特化したデザインを学べます。保育とデザインの先生が互いに連携して、どんなデザインが重要かを、学生たちに細かく丁寧に教えられるのは、本校の授業の強みだと思います。

特に学生の数が多い大きな学校になると、学生は先生から番号で呼ばれるので、いざ学生自身が実習に行ったときも、子どもの名前を覚える習慣が身に付きづらくなります。このことも、本校の小規模ならではのメリットですね。

保育の現場では、季節や行事ごとにさまざまな飾り付けや工作をする機会がとても多いです。自分の中にアイデアや技術の引き出しを少しでも多く持っていると、より子どもたちを楽しませることができますし、良い教育にもつながります。行事を楽しみにしている保護者の方に安心してもらえるのも、大きなメリットですね」

保育士の質が問われる将来、子ども向けデザインは大きな強みに!

「保育業界で、今後求められるのは“保育士の質”です。今は、保育士は足りないといわれているものの、将来的には、少子化で保育士も余ってくると思われます。そこで大事になるのは“保育の質”。保育園や幼稚園も、それぞれの教育理念を持ち、色々な特長があるので、それに対応できる先生が必要になってきます。 そんなとき、本校の特長である、デザイン・造型技術を専門的に学べることで、多くの引き出しを持つことができるというのは、保育の現場では、大きな強みになると思います」

保育デザインイメージ

高校生の皆さんへのメッセージ

「保育の学問は、専門的になれば、やはりむずかしい内容も出てきますが、本校ではそれも楽しく学ぶことができます。少人数のメリットを活かし、学生一人ひとりに対して大切に指導し、質の高い保育士になれるよう、しっかりとサポートをしていきます」

宮野 由紀子先生

アトリエや工房などのデザイン施設・設備が充実!

本格的なデザインの刺激を受けながら学ぶことのできる優れた環境があります。

日本デザイン福祉専門学校には、アトリエや工房、コンピューターラボ、ピアノ室など、デザインの実践を学ぶための施設や設備が充実しています。
保育のデザインワークを、このような環境で行えるのは、本校ならでは。学校中には、数々のアートワーク作品が展示されており、毎日、クリエイティブな刺激を受けながら学ぶことができます。

施設写真

施設写真
雑貨や玩具、雑貨などの生活に身近な「もの」を制作します。

施設写真
CGなどのパソコンを使ったデザイン技術を学びます。

施設写真
保育の現場で実践して使える音楽を学びます。

子どもの命を守る意識を育み、子どもに伝わるデザインを学べる貴重な場

矢田部 葉子先生

千葉県船橋市生まれ。日本デザイン専門学校(現日本デザイン福祉専門学校)卒業後、フリーランスイラストレーターとして活動し、広告系、出版系、映像系などの分野にイラスト制作担当として携わる。 Eテレいないいないばあっ!コーナー「ふわふわぽぽたん」「ビバビバハウス」のキャラクター、背景総デザインの担当、愛知県豊田 豊田信用金庫イメージキャラクター“YUPPI YAPPY”の考案の他、企業パンフレット、小学生向けドリル、雑誌カットイラストなどの実績がある。山梨県小淵沢くんぺい童話館で個展や、都内ギャラリー等のグループ展などにも多数参加している。

矢田部 葉子先生

矢田部先生は、主に図画工作系の授業を担当し、子ども向けのデザインの技術を教えます。

大人向けデザインと子ども向けのデザインの違いとは?

「授業では、子ども向けのデザインの基礎から応用まで、実際に一緒に作りながら実践で学んでいきます。子ども向けのデザインは、一般的な大人向けのデザインよりも、キャラクターの目を大きくしたり、線を太めにしたり、意図的に大きい動きをつけたりするなどして、小さい子でもわかりやすいように工夫する必要があります。また、大人はストーリー性が必要ですが、子どもは“きれい”“面白い”などに魅力を感じるなど、根本的に違うことがたくさんあるので、それを授業で学んでいってほしいです」

矢田部 葉子先生

先生と生徒がアットホームに関わり合う学校

「一般的な保育の科目には、“ピアノ”、“読み聞かせ”、“図工系”などの技術として必要な3本柱があります。どれを伸ばしていくかが大切ですが、本校はデザイン学校が母体なので、3本柱の一つである“図工系”を学んでいくには、とてもいい環境だと思っています。

本校が他の学校と違うところは、やはり先生と生徒がアットホームに関わり合っているところだと思います。また、先生の専門外のことが出てきたら、他の先生を紹介してくれるんです。それぞれの専門の先生に相談することでスキルアップできるのも、本校の大きな強みだと思います」

保育の現場では、絵を描けることが大きな強みに!

「今後は、ピアノ・体操・図画工作など、それぞれに特化している保育士が求められると思います。特に、保育の現場の方と話しているうちに、保育士が絵を描けることはすごく大きな強みだと思うようになりました。“子どもの横で絵を描いてあげるだけでもいいんだよ”と教えていただいたこともあります。絵を描く技術を持っていることは、保育士として大きな強みになると思います」

矢田部 葉子先生

トップページへ戻る